メキシコ盆地の先古典期
●15世紀以前のメキシコ盆地 | |||
スペイン人が到着する以前のメキシコ盆地には広大 な 湖があった。この湖に浮かぶ小さな島がアステカの首 都 テノチティトランであった(図3-1-1、3番)。メキシ コ 盆地にある湖や先古典期の文化変化に関しては昨年の講座参照。 | |||
図3-1-1 ↓ |
(Vera 2004) | ||
●現在のメキシコ盆地 | |||
現在のメキシコシティは、アステカの都テノチティトランを中心に湖を干拓してできた都市である。図3- 1-2は、ランドサットからの衛星写真で、湖の西側が写っている。図の上にある緑色の山は、図3-1-1の{2}のグアダルーペ山である。右側にみえる黒い四角の部分は、現在残っている湖の一部である。このようにメキシコシティは、湖を干拓して作られた都市であるので、排水の問題があり、現在でもしばしば雨がふると道路が冠水するなどの被害が起きる。 | |||
図3-1-2 ↓ |
(Arqueologia Mexicana 2004) | ||