グルメレポート No.2
●2003年9月3日配信 | ||
今回は、メキシコの料理を紹介します。 首都に行けば皆さんがとても喜ぶようなグルメ料理がありますが、ここテオティワカンの田舎では、そうはいきません。そこで、メキシコ風庶民料理を紹介します。テオティワカンにはいくつかのレストランがありますが、それらのレストランは旅行者用のではなく、地元の人が利用するレストランです。もちろん遺跡に行けば旅行者用のレストランがたくさん並んでいますが・・ | ||
さて、テオティワカンのレストランはピザ系、海産物系、肉料理系に大きく分けることができます。ピザを出すレストランはいくつかありますが、メキシコ人にも人気です。良く家族で大きなピザを食べているのを見ます。魚貝類系のレストランはあまり多くないのですが、魚や海老などを食べることができます。週に2回開かれる移動「市」では多くの海産物が売られていますので、もし魚貝類系のレストランに行くのであれば月曜日か金曜日が良いかもしれません。肉料理はいろいろな種類があります。昨年紹介したモーレ料理や、それぞれのお店のオリジナルのビーフステーキ、メキシコ風野菜炒め等どれを食べてもおいしいです。最近できたレストランでは、200gのハンバーグを入れたハンバーガーを出すそうです。今度試食に行ってきます。ハンバーガーは、注文する毎に一枚一枚肉を焼いてパンに挟みますので、日本のマクドナルドよりは数段おいしいです。 |
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写真は、メキシコの有名なタコスのパストールに乗せる肉の塊です。味付けされた薄い豚肉を何枚も重ね火で焼きます。パストールを頼むと、職人がナイフで肉を薄く切りトルティージャの上に載せて出来上がりです。私は、パストールが大好きで他にもいろいろな種類のタコスがありますが、いつもパストールだけを食べています。タコスを食べるところをタケリアと呼びますが、テオティワカンではレストラン風のタケリアはここだけで、あとはメルカード(市場)に、屋台のタケリアがたくさんあります。 |
<写真1:パストールの肉> |
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タコスのパストールです。トルティージャの上に写真1の肉を乗せ、その上に薬味のシラントロ(緑の葉)やタマネギを載せます。その上に写真の上に写っているチレ(または、サルサ・メヒカーナとも呼ばれる。緑やオレンジのペイスト状のもの)やレモンをかけて食べます。1枚、30円くらいですので一度に6枚くらい食べても安いものです。メキシコ風のファーストフードです。タコスはこの他にもいろいろな種類があります。例えば、牛肉や鶏肉を乗せたものやとろけるチーズを乗せたもの等、トルティージャの上に何でも乗せればタコスになります。また、トルティージャに具を乗せて巻いて、油で揚げたものもあります。春巻きのような感じで、これもとてもおいしいです。 |
<写真2:タコス、パストール> |
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写真は、テオティワカン風ステーキです。緑色の葉は、団扇サボンテンの葉です。この葉は刺が生えているのですが、刺を取った状態で売られています。味はやや酸味があり、少しねばねばしています。肉類は、豚肉、牛肉、腸詰の3種類です。右側の小さな器に入っているのが、とろけるチーズでオアハカ地方のが有名です。このチーズを全体にかけて食べます。鉄板の上に乗っていますで、とても熱い状態で運ばれてきます。この肉類や野菜類を小さく切って、トルティージャの乗せて食べることも可能です。値段は、600円くらいです。 |
<写真3:テオティワカン風ステーキ> |