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mark 15: 6

ところでピラトは、その祭りには、人々の願う囚人をひとりだけ赦免するのを例としていた。

mark 15: 7

たまたま、バラバという者がいて、暴動のとき人殺しをした暴徒たちといっしょに牢に入っていた。

mark 15: 8

それで、群衆は進んで行って、いつものようにしてもらうことを、ピラトに要求し始めた。

mark 15: 9

そこでピラトは、彼らに答えて、「このユダヤ人の王を釈放してくれというのか」と言った。

mark 15:10

ピラトは、祭司長たちが、ねたみからイエスを引き渡したことに、気づいていたからである。

mark 15:11

しかし、祭司長たちは群衆を扇動して、むしろバラバを釈放してもらいたいと言わせた。

mark 15:12

そこで、ピラトはもう一度答えて、「ではいったい、あなたがたがユダヤ人の王と呼んでいるあの人を、私にどうせよというのか」と言った。

mark 15:13

すると彼らはまたも「十字架につけろ」と叫んだ。

mark 15:14

だが、ピラトは彼らに、「あの人がどんな悪い事をしたというのか」と言った。しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ」と叫んだ。

mark 15:15

それで、ピラトは群衆のきげんをとろうと思い、バラバを釈放した。そして、イエスをむち打って後、十字架につけるようにと引き渡した。

mark 15:16

兵士たちはイエスを、邸宅、すなわち総督官邸の中に連れて行き、全部隊を呼び集めた。

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